タイムカードの電子化方法|紙からクラウドに移行する手順
紙のタイムカードをまだ使っている企業は少なくありません。しかし、紙の勤怠管理には「集計に時間がかかる」「打刻漏れに気づきにくい」「保管場所が必要」「テレワークに対応できない」という課題があります。
本記事では、紙のタイムカードからクラウド勤怠管理に移行する具体的な手順を解説します。
紙のタイムカードの課題
| 課題 | 具体的な問題 |
|---|---|
| 集計工数 | 月末に1枚ずつ手集計。100名で3日かかる |
| 打刻漏れ | 月末まで気づかない。本人に確認→修正の往復 |
| 不正リスク | 代理打刻(他人のカードを打刻)の防止が困難 |
| 保管義務 | 労働基準法で5年間の保管義務。物理スペースが必要 |
| テレワーク非対応 | 出社しないと打刻できない |
| リアルタイム性 | 今日の時点で誰が何時間残業しているか把握できない |
電子化のメリット
集計が自動化される
月末の手集計が不要になります。残業時間・深夜勤務・休日出勤の分類、有給消化日数の集計がすべて自動です。
リアルタイムで状況を把握できる
「今月の残業時間が36協定の上限に近い従業員」をリアルタイムで確認できます。月末に集計して初めて超過がわかる、というリスクがなくなります。
テレワークに対応できる
スマホ打刻・PC打刻に対応するため、出社しなくても打刻が可能です。GPS情報の記録で不正防止もできます。
保管がデジタルで完結
クラウドにデータが保管されるため、物理スペースが不要です。過去のデータも検索ですぐに見つかります。
移行の5ステップ
ステップ1: 現状の整理(1週間)
現在の勤務形態(固定時間制・フレックス・変形労働時間制)、打刻ルール、給与計算の連携方法を整理します。
ステップ2: サービスの選定(1〜2週間)
自社の要件に合ったクラウド勤怠管理サービスを選定します。無料トライアルで実際に試しましょう。
関連記事 — 勤怠管理勤怠管理システム10選比較|機能・料金・選び方を徹底解説勤怠管理システムの主要10サービスを比較。機能・料金・企業規模別のおすすめを解説します。ステップ3: 初期設定(1週間)
就業規則に基づく勤務時間・休憩時間の設定、部署・従業員マスタの登録、承認フローの設定を行います。
ステップ4: 従業員への周知と試行(2週間)
全従業員向けの操作説明会を実施し、2週間の並行運用(紙 + クラウド)で問題がないか確認します。
ステップ5: 本格運用開始
並行運用で問題がなければ、紙のタイムカードを廃止してクラウドに完全移行します。
移行時のよくある質問
パートやアルバイトも使える?
はい。スマホがあれば打刻できます。スマホを持っていない場合は、共有タブレットやICカードでの打刻も可能です。
現場作業員はどうする?
建設現場や工場など、PCがない環境でもスマホ打刻で対応できます。GPS情報の記録で、現場での打刻を証明することも可能です。
データの移行は必要?
過去の勤怠データの移行は必須ではありません。多くの企業は、移行月から新システムで運用を開始しています。
関連記事 — 勤怠管理勤怠管理とは?基礎知識から導入方法まで完全ガイド勤怠管理の基本から、クラウド勤怠管理システムの選び方、導入手順までを網羅的に解説します。まとめ
タイムカードの電子化は、移行作業は1か月程度で完了し、月末集計の工数を大幅に削減できます。まずは無料トライアルで試してみましょう。
